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涼しい作業服で現場の熱中症対策

企業の熱中症対策として

作業服を見直す地球温暖化の影響か、年々夏の暑さが厳しくなっていますよね。本年2023年もまだ7月ですが東京はすでに37℃を超える猛暑日が連日続いでいます。

その結果、職場で熱中症を発症する人の数も激増していると言われています。工事現場や工場など、暑さの影響を受けやすい現場で働く人などは、気温の変化に伴う体調管理、熱中症対策は必須です。

現場で働く本人だけでなく、会社全体で取り組んでいかなければならない問題といえるでしょう。会社で取り組むことができる熱中症対策の一つに、作業服の見直しがあります。私服で通勤できる企業は、従業員一人一人の工夫でいくらでも体温調節がしやすい服装を心がけることができますが、現場作業をする従業員などは、ユニフォームや作業服といった会社指定の服装を着用しなければならない場合が多いです。

現場の安全確保などのために、作業服の着用は必須という企業も多いでしょう。ならば、熱中症の危険が伴う季節の作業服は、できるだけ涼しく快適に作業できる作業服を選ぶのが得策です。

涼しい作業服の秘密

涼しい作業着にはどのようなものがあるでしょう。涼しい作業服には、作業服の素材に工夫が凝らされていたり、特殊な仕掛けが施されたものなどがあります。

たとえば「清涼素材」とか「接触冷感」といった加工が施された生地を使った作業服は、通常の素材の作業服に比べて遥かに体感温度を低く感じることができるといいます。作業服ブランドとして人気の「バートル」などは、春夏用の作業服ブルゾンとして、吸汗速乾機能や接触清涼機能を備えた布地を使ったものを用意しています。

この布地は、優れた通気性を実現する校倉構造の日本製ドビークロスというもので、長袖でも熱気を籠らせにくく着用できるという効果があります。同じ形で秋冬・通年用もありますから、冬服・夏服で作業服のイメージを変えることなく、機能だけを変えて利用することも可能となります。

また、素材だけでなく、作業服そのものに涼しくなる仕掛けをしているのが、近年急速に普及したファン付きの「空調服」と呼ばれるものです。ブルゾンなどの作業服に、小さな扇風機などが仕込まれていて、電池などを使って作動させることができます。空調服は、一般的な作業服とは段違いの涼しさを実現することができます。